1. 財団法人SYD修養団とは
2.SYDいばらき(財団法人修養団いばらき支部)とは
3.運営方針
4.組織構成
5.活動内容
6.所在地

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1. 財団法人SYD修養団とは
 財団法人修養団は、文部科学省所管の社会教育団体です。1906年(明治39年)に、東京師範学校(現在の東京学芸大学)に在学中の蓮沼門三(1882〜1980)を中心とする「人格向上と社会改善」を目指す学生達によって創立されました。
 財団は主幹と理事長の2トップ制になっており、現在の主幹は創立者蓮沼門三の実子である蓮沼力太郎、理事長は元文部事務次官である國分正明が務めています(詳しくは、財団法人SYD修養団HP参照)。

 修養団は、心を磨き、潤いのある家庭や地域社会、職場を作ろうとする人たちの参加によって成り立っています。特定の宗教や政党に属することなく、“愛(人々のために)、汗(尽くしていこう)”の信条を実践し、社会福祉と平和に寄与することを目的として、小中学生が普段経験しない野外生活を通じて様々なことを学ぶための「少年少女キャンプ」、高校生以上が老人介護実習や地域青年との交流から多くを学ぶための「青年ボランティアアクション」、海外の修養団活動をこれまで以上に密に行うための「日韓、日伯(ブラジル)青少年・指導者交流」など活動を展開しています。

2.SYDいばらき(財団法人修養団いばらき支部)とは
 SYDいばらきは、茨城県内の小中学生を対象に実施している「東関東キャンプ」の参加者が中学校を卒業してからもキャンプをはじめとする活動を続けることが出来るようにとの主旨を持って、1997年に設立されました。運営は主として東関東キャンプに中学生まで参加していた高校生、大学生そして社会人が行い、「キャンパー(参加者)が満足できるキャンプの開催」、「キャンパーとリーダーが共に経験し、その経験を将来へ役に立てること」に主眼を置いて活動を展開しています。
 キャンパーは、キャンプにおいて普段の生活から離れた野外における異年齢集団での経験を通じ実に多くのことを学びます。そして、SYDいばらきのメンバーは、普段接することが少ない小中学生の年齢層から多くを学ぶと共に、自分たちでキャンプの計画から予算運営までの一切を行うことを通じ、学校では学ぶことが出来ないものを学んでいます。また、SYDいばらきを活動の入り口として、ボランティアアクションなど全国区の活動に参加し、キャンプよりも更に年齢幅の広い異年齢集団での生活や、全国からの参加者との貴重な繋がりなど、普段の生活では決して得られない経験を積んでいます。
 SYDいばらきは、キャンプをはじめとする活動を通じて、小中学生に貴重な経験を積む場を提供すると共に、それを計画する段階からメンバー自らも貴重な経験を積むことに大きな意義を見いだし、これからも参加者主役のキャンプを実施していく考えです。
 茨城支部

3.運営方針(支部長 福田達男)
 SYDいばらきを設立して20年。私がSYDいばらきを設立しようと考えたときから一貫して持ち続けている考えについてご説明いたします。
 私が修養団と出会ったのは、茨城高専1年生の時。友達に誘われて、当時筑波山中腹にある茨城県立中央青年の家で行われていた「筑波キャンプ」に高校生リーダーとして参加したことが始まりでした。当時の私は、キャンプに参加する意味などは感じず、ただ楽しそうだからということで参加していました。しかし、4年、5年と活動を続けるうちに、「キャンプやその他に行われる研修」からは、普段接することが出来ない全国からの参加者と意見を交換することが出来、また、普通に生活していては参加に二の足を踏んでしまうような「独居老人訪問、特別養護老人ホームでの介護体験、神戸震災をはじめとした大規模災害のボランティア」などの活動からは、学校で習うことのない極めて貴重な経験を得ていることの重要性に気付くようになりました。
 私は高専から大学院まで一貫して工学を勉強してきました。やもすれば工学一辺倒になるところですが、修養団活動を通じて接することが出来た「年齢も分野も違う多くの人々」から、かけがえのないものを得たことを、仕事を始めてから特に実感しています。
 私がいばらき支部を設立しようと考えたのは、私が意図せず偶然に得た経験に対して、何年も経ったのちにその重要性を認識したように、多くの方々に多くの「意図せず得る経験」を提供したいと考えたからです。将来、何に対して「良い経験をした」と感じるかはその人その人によって異なります。それ故、私は現在もSYDいばらきを運営する上で「これを参加者に提供しよう」と言った強制は考えていません。私に出来ることは、決して経験の強制ではなく可能性の提供だけです。そういう将来への「たね種」を提供する活動をSYDいばらきは行っていくべきと考えています。
 現在、SYDいばらきは高校生、大学生を主要とする15名程のメンバーで構成されています。それらメンバーも、キャンプに参加する意味を深く考えて参加しているのかは私には分かりません。ただ、例えば、3年間という短い高校生活の中で、小学生を始めとするキャンプの参加者と共にキャンプを経験したこと、また、キャンプを通じて小学一年生から私のような年齢まで、世代を越えて交流を持つことが出来たことは、いつしかそれが「かけがえのない経験だった」と感じるときが来ると私は考えます。それは同時に、小中学生のキャンプの参加者にも言えることと思います。正直なところ、小中学生の感性は私には測りかねます。参加者がキャンプからどういうことを感じているのか。本当のところは全く分かりません。ただ、みんなが楽しんでいること、そして、みんながそれぞれに「何か」を感じていることだけは確かです。今の私に高専時代の経験が実を結んでいるように、キャンプに参加して参加者それぞれが感じたことは、きっと将来、何かの実を結ぶことと信じています。
 休みを除けば、小学校6年間は2000日、中学校、高校の3年間は僅かに1000日です。この中でいかに多くの経験をするか、それがそれから先を左右するのではないかと考えます。
 それ故、私はSYDいばらきの運営方針として「意図せず得る経験の提供」を掲げています。このSYDいばらきを通じて得た経験がいつしか参加者の中に実を結ぶことを祈念して止みません。

4.組織構成
 支部長:福田達男
 副支部長:江橋由佳
 出納長:山崎将敬

 恒常的に支部の活動に携わっているメンバーは上記3人を含め19名。その他、キャンプ開催時に行うキャンプリーダー募集を通じて参加する方が毎年5名〜15名程度。
 定期的な会費、参加への強い推奨等は一切無いため、友達に誘われて一度だけキャンプに参加する方、それをきっかけに毎年キャンプに参加する方、更には修養団本部主催の全国区の研修、海外研修に参加される方などSYDいばらきとの関わり方は実に様々です。

5.活動内容
 1)東関東少年少女キャンプの主催及びその準備(5月〜9月)
 2)冬季キャンプ、クリスマス会等の主催及びその準備(11月〜3月)
 3)マニラのストリートチルドレンへの自立支援活動(3月)

 活動を盛んにし過ぎると、熱心に活動するメンバーに圧倒されてしまって、新しい方が気軽に参加しにくい状況を作ってしまうと考えます。それ故、SYDいばらきの活動への「参加しやすさ」を維持するために、活動を敢えて上記国内二つ、海外一つに絞っています。
 上記SYDいばらきの活動に参加し「もっと多くの活動を重ねたい」と考えたメンバーへのバックアップとしては、SYDいばらきの支部運営への深い参加、修養団本部主催の各種事業、研修に参加することで年間を通じた活動を行えるよう環境を整えています。
 また、2002年8月にはフィリピンの貧困層の自立支援活動を先行実施し(本部主催事業にいばらき支部より3名参加)、その結果を踏まえ2004年度から支部独自の活動を開始いたしました。
 SYDいばらきは、今後も、「参加しやすさ」を維持する活動を展開していく考えです。

6.所在地
 〒111-0021 東京都台東区日本堤1-31-9
 財団法人修養団いばらき支部(SYDいばらき)
   電話:050-3701-3444
   FAX:03-6730-2775
   E-mail:info@sydi.jp

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2004年12月に開催したクリスマス会での朝礼
  於:磐梯国立公園内 修養団ばんだいふれあいぴあ
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